FM 堆肥化促進剤

1.FMの使用方法

FMは希釈して使用します。希釈倍率は表1を目安にして下さい。

FMは好気性バクテリアによる発酵環境を整えるものです。ですから発酵が進行している状態への使用は適切ではありません。出来るだけ“生”に近い状態での添加(散布)が望まれます。
例えば、畜舎の糞尿に定期的に散布することがもっとも良い方法です。糞はすぐに好気性発酵を開始し、尿もFMと共に汚泥槽に入るので、良好な好気性発酵に導かれます(但し、汚泥槽では若干の曝気を必要とします)。これが無理な時は、糞の回収時にFMを散布し、出来るだけよく糞とFMが混ざるようにしてからピットに推積するか発酵レーンに投入します。
後は通常の作業と同様に切り返しを行って下さい。発酵は今までと違って臭いの少ない良好で活発な発酵が得られます。

活性汚泥槽へは、タンクの入口で一定量を常時添加する方法もありますが、畜舎を清掃する水に添加しておくと、畜舎土壌の環境作りにも役立ち、又、汚泥槽の活性も上がり効果的です。

FMには人畜に有毒(害)物質は含まれていませんので、万一、希釈液を家畜がなめたり飲んだりしても全く問題はありません(但し、原液は強すぎるので液肥の原液同様、なめたり飲んだり、衣服に付着しないように気をつけて下さい)。

表1:使用量と希釈の目安

対象物 FM 1㍑に対する量 希釈倍率
生糞・生汚泥ほぼ100% 10~20t 30~50倍
生糞・生汚泥(乾物入り) 20~40t 30~50倍
羊製品の防臭 20~50t 300~500倍
尿・汚水の活性汚泥槽 30~50t 40~100倍
清掃用水に混ぜる   1000~5000倍

注意事項

  1. 原液の希釈は効果を高める為にできるだけ散布の30分~1時間前に行って下さい。急の場合もできるだけ攪拌して放置して下さい。
  2. 散布はできるだけ霧状にならないように水滴で撒き、飛散しないようにして下さい。但し、鶏糞処理で臭いが気になる場合は霧状で散布して下さい。
  3. 原液が目や口に入らないようにして下さい。入った場合は大量の水で洗い流し、又、大量の水を飲んで吐き出すようにして下さい。
  4. 原液が手や服に付いた時は水で洗い流して下さい。
  5. 子供の手の届かない所に保管して下さい。

2.FMを使用してのラグーン(溜池)脱臭テスト報告書

実施者:PARK STREET POULTRY
    Route #3 BOX 48
    RED LION, PA 17356 USA

Dr.Darrell Bragg

FMを使用してのラグーン(溜池)脱臭テスト
脱臭テストが実施された動物排泄物用ラグーンの最大容積は760万㍑で、その表面積はおおよそ900㎡です。ラグーンの側面は底になる程細くなっていて、底面積は540㎡です。地形の影響上、底は斜めになっていて、排泄物が90cmの所に入っている時、一番深い側面では300cmの深さまで排泄物が入っている状態になっています。
このラグーンは、何年間もずっと私たちにとって大きな問題でした。夏の暑い時期では時間の経過とともに上昇する気温のためにラグーンから悪臭が発生しました。この問題を解決する為の私の調査は、ペンステイト大学で廃棄物取扱専門家との会議を含め、広範囲に行ってきました。しかしこのラグーンでは今まで実行してみた方法では悪臭の改善はみられませんでした。

このラグーンにFOS(FM)好気性バイオシステムを取り入れる事で、変化が現れる事がわかりました。これは今まで目を向けていなかったシステムでした。従って、本当に悪臭問題を排除するこのシステムが開発された事はすばらしいと思います。

ラグーンの中に蓄積された190万㍑の物質を浄化するテストが開始されました(ラグーン容積の約1/4)。この物質は約50%の液体と50%の固体から成っていました。固体は多くのカルシウムと砂、粒状の物質を含んでいました。ラグーン全体が排泄物や鳥の羽根で固まった固形物で覆われていました。

処理は6月12日に開始しました。テスト期間中、またその後も毎日40000羽もの雌鶏の排泄物がラグーンの中に運ばれます。この排泄物は約70%の水分を含んでいて、1日に22800㍑あるいは21773kg発生すると考えられます。
処理方法は、毎日3.8㍑のFMを添加し、パドルタイプ(水かき方式)のエアレーターを導入しました(2馬力のトルネード)。このエアレーターはテストを開始した6月12日から毎日作動し続けています。FMは6月12日から7月10日まで毎日3.8㍑ずつ添加しました。
毎日の実験概要は別紙の通りです。

6月19日&20日 約50ml/hの大雨
ラグーンに114万㍑の排泄物を追加
6月21日 ラグーン内の固まりが一部崩壊-エアレーターの作動が効果的だった
6月27日 表面の50%が透き通った液体になった
7月4日 表面の3/4が透き通った

6月12日~6月27日 エアレーターは毎日作動
6月27日~現在 エアレーターはラグーンの真ん中に設置しました。
この期間天気は晴れ(1/4は雨)

現在(8月19日)ラグーンは表面の3/4が透明になり、残り1/4は固まり(排泄物・鳥の羽)が残っています。以下はラグーンの分解された量です。

6月12日(開始時の量) 1,900,000㍑
毎日の排泄物(70日×22800㍑) 1,596,000㍑
雨 6月19日&20日 1,140,000㍑
蒸発 -380,000㍑
現在量 4,256,000㍑

悪臭調査は、全体のテスト期間の間を見ると前の年に比べて約75%減の効果がありました。これは牧場や周辺の住民の環境が大きく改善される結果となりました。私はこの年、周囲の住民から全く苦情がでなかった事を報告する事ができて嬉しく思います。 臭いは日中が特にとても暑い日の夜に感じられるくらいです。

固形物は秋(10月・11月)の間にきれいに分解されるでしょう。その後、ラグーンの写真と状況をお知らせします。

テストは私が考えていたよりもはるかに成果があったことを報告できて嬉しく思います。固形が広範囲で液状化していると、浄化は速く、もっと完全に行なわれるでしょう。これは浄化時間の短縮と経費節減に大いに役立ちます。

W.K.Bragg
Park Street Poultry Owner

3.FMを使用してのカリフォルニア州牛乳生産業者相談所でのテスト報告書

実施者:MILK PRODUCERS COUNCIL
    13545 EUCID AVENUE ONTARIO
    CALIFORNIA 91761, USA

カリフォルニア州牛乳産業者相談所
11月10日、カリフォルニアのチノにあるG&G小牛牧場で、FMを使用しました。そこはおおよそ300の子牛小屋のもとで、約4500㎡の廃棄場、廃棄物置場があります。ここで発生する廃棄物の有害な悪臭は、周辺の住民の耐え難いものとなっていました。
FM散布後、2~3時間が経過しても、臭いは再発しませんでした。1か月後時点で、再度FMを散布しなくても臭いは再発しませんでした。
蝿や蚊、その幼虫についても激減するという臭気と同様の良い結果が得られます。

今まで牧場を管理していく上で、とても難しかったもう1つの問題は、廃棄物置場の至る所のよどんだ汚水の駆除でした。FM処理は、実際、汚染の度合いを減少させることができました。浸透性を高めることにより、水分を減少させ、汚染減少の効果は徐々にまた、継続的に現れます。廃棄物置場の中での水の減少はとてもすばらしく、激しい雨が降り、それが原因で発生していたような従来の問題の発生しなくなりました。

現在、日々工場で使用されている他社の商品は、ほとんど効果がでていません。処理して2、3日後、あるいは雨が降ったりして、洗い流された後にはすぐに再処理が必要となります。

我々の観察の結果は、本当に効果を確認できるすばらしいものでした。実際、私は、 FMは日々の工場での環境問題を一気に解決できるものだと考えています。

Robert Feenstra
Executive Director

これは私たちにすばらしい商品を提供して頂いた感謝の手紙です。
最初の目的はFMを使って浸透性を高めることでした。実際にそれは改善されました。浸透性と同時にすばらしい結果が出ました。それは、畜場にFMを散布して4、5時間後、豚による強い悪臭がほとんど除去されたのです。
この問題と同時に、長い時間水がよどむ家畜場や固形廃棄物が積み上げられているという問題を抱えた家畜場に一度FMを散布してみてみると、表面にいた幼虫がすぐに死んでしまい、いなくなってしまいました。
この結果は病原菌や蝿の発生をおさえることが出来るでしょう。

Jim Wilson
Vaaley raisers

4.牛糞の堆肥化

12トンの牛糞に対し、FMを4㍑の割合で使用します。

散布後21~30日で牛糞が堆肥化されます。

FMを水で20倍から50倍の割合で希釈・散布した場合、処理期間が5~10倍速くなり、処理後の商品は望ましいものとなります。

また牛糞に炭素のもとになるものを混ぜてみてください。
牛は反芻食塊(食い戻し)という習性がある為、牛糞には少量の炭素しか含まれていません。そこでたんぱく質25~30に対し、炭素1の割合で混合して下さい。
炭素のもとになるものは、植物・野菜・紙・木等・あるいは生物で良いでしょう。

5.コンポスト(堆肥)生産におけるFMの使用・効果

コンポスト(堆肥)生産におけるFMの使用
1 コンポストとは
下水汚泥・食物残渣・動物糞・食品工場廃棄物等を発酵させたもので、有機肥料と区別される場合が多い。

2 コンポストの効力
近年、化学肥料の多用により土地への有機物質の供給が不足して、地力の低下が心配されている。又、農薬の多用により、地下に硝酸塩が蓄積し、地下水にも悪影響が出始めており、有機肥料としてのコンポストの重要性が認識されている。

  • ・養分の供給
  • ・土壌の物性改善(団粒構造)
  • ・化学的性質の改善
  • ・土壌病害の軽減

3 コンポストの普及
ゴミの減量という観点から、コンポスト化が注目されており、都市コンポスト施設も増えつつある。農業の普及している地域では特に普及率は高い。(北海道・長野)

4 コンポストの生産
原料となる下水汚泥・食物残渣・動物糞・食品工場廃棄物には、タンパク質・糖質・脂肪分に富み、微生物が繁殖しやすい。

  • ・良質な発酵が行われるには、水分とC/N比(炭素と窒素の含有比率)が重要である。
  • ・牛糞・汚泥類は、C/N比が5~15%と低いため、オガクズ・ワラ・ウッドチップス(C/N比は60~80%)を混入し、発酵させる。
  • ・水分は、60%程度が適当で、最も発酵がよく進む。

5 コンポスト製造装置
従来は野積み式で生産していたが、嫌気性堆肥化法の為、6~8ヶ月の生産期間がかかり悪臭がある。最近は、5~6種類の装置が開発され、導入されているが、いずれも「切り替えし」を多く行い、酸素を供給、発酵を促進し、臭気を出さない事を主目的としている。

6 コンポストの経済性
前述②より、コンポストの重要性は明らかであり、有機農法による栽培野菜も近年ブームとなっているが、化学肥料との経済的な比較をすると、実用性に乏しい。コンポストは、製造費(装置建設費)が高くつくにもかかわらず、販売価格が低い。

FMの効果
コンポストは環境汚染・廃棄物処理・有機農法の面から見て、益々、今後大きくなる市場でありますが、品質の安定・価格がポイントになります。FMの使用により低価格販売の為の生産効果率のアップが可能となり、又、品質は完全発酵されたコンポストができます。

製品コンポストの販売価格の調査例

主原料 袋詰1kg当たり
(円/kg)
バラ売り1t当たり
(千円/t)
肥効成分換算価格
(千円/t)
範囲 平均 範囲 平均 平均
厨芥 13.4~25.0 (3) 19.4 1.0~11.0 (7) 4.5 7.8
下水汚泥 7.5~17.5 (8) 12.5 1.5~11.0 (8) 4.6 8.4
屎尿汚泥 15.0~15.0 (2) 15.0 1.0~10.0 (4) 4.7 15.8
畜糞 2.0~33.3 (44) 19.0 1.5~18.0 (27) 6.8 10.0
パーク 15.0~20.0 (3) 18.3 6.5~15.0 (3) 12.2 2.9
その他 (1) 16.7 (1) 10.0 8.4
平均   18.0   6.4 8.9

(注) ( )内は調査件数

6.FMによる豚糞に含まれる硝酸塩の減少

FMを使用することによって、豚糞に含まれる硝酸塩の減少に成功し、養豚場や糞尿処理場、ラグーンの処理に効果を発揮した「FM」という商品が今注目され始めています。

当社はUSAアイオア州でFMを使って数種類のテストを行いました。そのテストで、FMは曝気なしで豚糞に含まれる硝酸塩を4日以内で全体の約40%を減少させるということを実証しました。
当初、硝酸塩は239ppmでしたが、FMで処理を行ったら150ppmに減少しました。
これは硝酸塩がアミノ酸に変化し、結果的に硝酸塩が減少したということが確認できました。18種類の異なったアミノ酸が調整比較テストされ、その内、17種類含有量がFMの使用によって増加しました。

このテスト結果は、家畜糞尿処理を始め産業界に大きく役立ちます。

現在、USA政府は牧場等の汚染状況に対して厳しい規則を課しています。なぜなら川や湖等に流れ出る硝酸塩による汚染が、広範囲に及ぶ汚染問題の原因になっているからです。牧場主はその規則に違反すると多大な罰金を課せられます。ですから、今、多方面から情報を集め問題解決策を探しています。臭いに対する規則も徐々に厳しくなってきています。牧場主は、以前から悪臭が問題になっていることはわかっていましたが、政府が正式な規則を課すまで悪臭問題に対して何も行っていませんでした。
以上のことからFOSはこれからの商品として環境汚染問題を解決できる唯一の商品だと思います。

現在日本でも環境基準は年々厳しくなっています。しかし、抜本的な解決策が今までは ありませんでした。そこで、FOS(FM)を使用することにより、低コストで安全な処理が出来るようになりました。

7.鶏糞・養鶏場の地面・ラグーンの処理

鶏糞の処理
鶏舎に蓄積された廃棄物は発酵し、アンモニアガスを発生させます。このガスは鶏舎に充満し、鶏の病気や死亡率増加の原因になります。そして卵の生産を減らします。FMは鶏に害を与えずにアンモニアガスを吸収します。脱臭効果と鶏の死亡率と病気発生の減少を考えるとFMは経済的な解決方法です。

方法
FMを50倍の水で希釈し、発酵している廃棄物の表面に軽く散布します。
4㍑のFMを200㍑の水で希釈し、180㎡の表面積を処理できます。アンモニアガスの強い臭いが再発する時には、再度散布が必要です。
通常処理で2~3回/年毎の散布が必要です。散布はボトボトと大きな粒で散布するより、霧状で散布する方が望ましいです(肥料散布タイプよりも霧状ノズルのついた殺虫剤タイプの物)。FMの散布は鶏に対して無害なので、散布時に鶏を別の場所に移動させる必要はありません。

より効果的な方法
本来、上記の方法に加えて、廃棄物は毎日取り除き、屋外に、30~40cmの高さで積むのが良いでしょう。
また、上記の割合でFMを細かい霧状の希釈水で15分間散布し、その後3時間乾燥(気象条件により乾燥が遅い場合は、乾燥してから)させる行程を2日間行います。その後、鶏の排出物は3~10日間で乾燥(気象条件による)し、肥料取扱場に運ばれるか、あるいは後の流通の為に袋詰めされたりします。
鶏の排出物は、窒素を多く含む優れた肥料となり、FMは肥料分をより安定させ、病原微生物(有害なもの)を除去します。そして植物の健康的な成長に必要な微生物を増加させます。但し、鶏糞にオガコ・ウッドチップス等を混入して堆肥を生産している場合は、それらの発酵分解に1~2ヶ月の期間を必要とします。又、冬場で堆肥の温度が上がりにくい場合は、ビニールシート等で表面を覆うとより効果的です。

養鶏場の地面の処理
FMは多くの病気を予防します。又、排出物の臭いを除去し、臭いの原因となる嫌気性バクテリアを殺します。
FMは地面に浸透し、空気や水に触れやすくするために土壌を開いて有害な要素を濾過させます。

方法
3ヶ月毎に地面に散布します。4㍑のFMと800㍑の水を混ぜ合わせます。散布器はどんなタイプの物でも可能です。4㍑のFMは600~700㎡の表面を処理できます。

ラグーンの処理
1,000tのラグーンの処理には20㍑のFMを50倍に希釈して、表面に散布します。
散布後、2~3日で、有機物の分解が進み、悪臭も抑制されます。

鶏舎の悪臭と脱臭
調べによると日本には約3億3,500万羽以上の鶏が飼育されているとされています。
鶏飼育業にはいくつかの問題を抱えており、主な問題の1つは悪臭です。この悪臭はアンモニア臭で、鶏の病気の原因にもなっています。

アメリカのある鶏飼育業者は、2つの鶏舎を所有していて、その1つは大きなラグーンの上に建てられており、鶏の糞が下のラグーンに直接落ちるように設計されていました。しかしラグーン内から嫌気性物質が発生し、上の鶏舎に上がっていき、それが原因で多くの鶏が病気になり、死んでしまいました
又、その鶏舎は近隣から苦情も受けていて、結局鶏舎を閉鎖せざるを得なくなりました。その業者は私たちに解決策を求めてきて、私たちはその問題を当システムで解決する事ができました。
FOS(FM)でしたこと。
FMでラグーンを処理したら、ラグーン内は好気性に変わり、臭気、病原菌問題が解決しました。
又、その業者は死んだ鶏を捨てる穴を作っていて、それも問題を起こす原因になっていたので、時々FMを添加することを勧めました。

現在世界的に鳥インフルエンザの脅威にさらされています。当社はFOS(FM)で鶏舎の環境を変えることによって、予防できることを台湾で実証しました。

8.家畜糞尿の市場とFM

現在ほど環境問題に高い関心が寄せられた時代はありません。地球規模の環境問題では、地球温暖化・オゾン層の破壊・酸性雨等、又、地域規模としては、悪臭発生・水質汚染等といった環境問題に対して、世間の関心は非常に高くなっています。これらの環境問題の原因はいろいろありますが、なかでも畜産は大きな原因の一つと見なされています。
事実、家畜糞尿が環境中にそのまま放出されれば、前述の環境問題に関係してくると考えられます。例えば、家畜糞尿には多量の窒素、特にアンモニア態窒素が含まれており、これが悪臭の原因になっています。そして、雨に含まれると酸性雨となります。また糞尿が湖沼等に流入すれば、冨栄養化の原因になり、土壌に過剰に含まれると地下水汚染の原因にもなります。
全国で1年間に発生する糞尿の量は、糞が5,600万トン、尿が3,700万トン、合計で9,300万トンに達すると推定されております(内訳は、乳用牛2,300万トン・肉用牛2,750万トン・豚2,250万トン・ブロイラー他2,000万トン)。しかし、これらの家畜糞尿には窒素・リン酸・カリ・その他のミネラル等多くの養分が含まれており、量的・質的に見ても極めて重要な資源であり、特に農業において有効に利用されるべきものと考えられています。

これらの家畜糞尿の農業利用を目的とする処理案には、乾燥・堆肥化・液状堆肥化等がありますが、乾燥処理では取扱性は良くなるものの、良質の有機資材とは言い難く、液状堆肥化では長距離運送や保存が困難です。従って、広域流通を前提とした場合、糞尿の処理法としては、堆肥化が適しております。適正は堆肥化を行う為には、栄養のバランス・適度な温度・水分・十分な酸素・十分な微生物数などの条件を整える必要があり、
現在は次のような問題点があります。

  1. 堆肥化は好気的条件で行わなければなりません。しかし、家畜糞尿は概して粒子が細かく水分含量が高い為に通気性が不良です。その為、余分な水分を除去し、通気性を改善する必要があります。
  2. ①と関連して、含水率を60~65%程度に調整する必要があります。
  3. 通気性を改善する為に、ワラ・モミを混入する等、定期的な「切り替えし」の作業が必要です。特に、好気性微生物が最も活発に働くのは初期の段階であるので、堆肥化を効果的に行う為には、最初の1ヶ月に少なくとも4~5回程度の「切り替えし」を行うことが望ましいです。
  4. 堆肥化を行う上で、近隣への悪臭の問題があります。
  5. ①~③の手間の問題を軽減する為には、専用プラントの導入が必要であり、農家では、コストの問題があり困難です。

これらの①~⑤の問題点を解決し、堆肥化を進める上で、FOS(FM)は非常に効果的な商品で、家畜糞尿に散布するだけで良好な好気性発酵が進み、堆肥化を短期間で可能にします。

9.馬糞の堆肥化

通常、馬小屋に敷かれている“ねわら”が、馬糞には混ざっています。又、馬糞は、鶏糞・豚糞に比べて、消化されていないものが多く、きめが粗いと言うのが一般的です。従って、馬糞を使っての肥料作りには、“ねわら”の比率が問題になります。馬糞を集めた時に、馬糞100%に対して45~50%の“ねわら”が混ざっている場合は、下記の①の割合で、又、“ねわら”が25%以下の場合は、②の割合で湿度を70%前後になるように水分調整をしてスタートして下さい。

馬糞 50㎥
FM 20㍑(1ボトルを40~50倍希釈で散布)
カルチャー#1 100kg(4袋)

馬糞 30㎥
オガクズ・ワラ・コーヒーダスト・紅茶ダスト・米の籾殻等 20㎥
カルチャー#1 100kg

以上の方法で、堆肥作りをスタートすると、温度が上昇し、発酵を始めます。最低月に1回の切り替えしを行って下さい。その後、温度が下降すれば、堆肥として使用できます。3ヶ月前後を目途として下さい。
馬糞から液体有機肥料を生産することは難しくありません。実際、あらゆる動物の糞から肥料を作ることは可能です。馬糞のみを使用して肥料を生産する場合の問題は、他の栄養分を加えない限り、栄養分が少ないと言うことです。従って、下記の4つの方法で、肥料生産をすることができます。

  1. 通常の堆肥生産(前頁を参照)
  2. 低窒素液体有機肥料の生産(約2%の窒素分)-安価で販売可能
  3. 完全な100%液体有機肥料の生産(魚・肉類・骨類他の有機材料を加える)
    ―高付加価値で販売可能
  4. 他の化学要素を加えて、有機ベースの液体肥料を生産する(例えば尿素等)。AWSシステムを使って生産することにより、公害のない安価な有機ベースの肥料生産が可能である。安価で販売可能であり、先方のニーズのようにリサイクルするには経済的である。

10.食品・下水汚泥の発酵肥料化の実施テスト報告書

実施者:(有)星野商店
    群馬県山田郡大間々町大字桐原1570-383
    (株)インフォマテック ヨシヤ
    群馬県桐生市相生町3丁目800-28

FM試験結果
総合所見
FMの資料に書いてある事の確認をしてみたところ、全てが説明通りの結果であり、信頼性における事を確認した。
当社テスト内容を簡単に説明致します。

食品・下水汚泥の発酵肥料化について

  1. 上記の汚泥40tに対し、FM1㍑の500倍液を500㍑散布攪拌する。
  2. 翌日見ると、汚泥から出た液が緑色の様な色に変化し、悪臭は全くない。下水汚泥のポリマー系の凝集剤も分解されており、固まりが無くなるようであった。
  3. 水分調整剤を、マニアスプレッターにより汚泥と共に粉砕したこの時点で、発熱分解に入っている。悪臭なし。
  4. 発酵施設に投入する。通常に比べ2日~3日早く50℃の高温域に達した。
    pHも5.5前後に改善され、たんぱく分解菌が活性化している。団粒化した堆肥の間際には酵母・放線菌系のコロニーが白く混在しているのには驚いた。ケミカル品なので生物への影響に対し多少の懸念を持っていたが、それは皆無である。
  5. 堆肥の色が、黒色の中にわずかに緑を加えたような色となり、悪臭も無いが未使用堆肥に比較して保温効果が高いようだった。

湖沼汚濁水について
群馬県館林市の域沼の水を採取比較テスト結果

  1. 1㍑の容器に沼の水を入れ、FM原液を5滴入れた。
  2. 1時間後に蛍光灯の光屈折率ですでに変化が表れ、3時間後には誰が見ても差のはっき りと、わかる程きれいになっている。
  3. 4時間後にpHは3.5で酸性を示し、ECは8m/sに対しFM区は、62.5m/sと高い電気化学的反発をしていることを計測器で確認した。(TOA製)
  4. 2日後FM区は、透明できれいな水となっていた。まだECは高い。
  5. 3週間後に測定した。pHは4でECが58m/sと安定している。

雨水アオコ水について
自宅の瓶の水を採取し比較した。2つのコップに用意し、1つにFMを2滴添加した。

  1. 1日たっても何の変化もなし。pH3、EC55m/s
  2. 3日たっても変化なしの為、納豆菌系複合微生物を双方に添加した。
  3. 次の日にFM区は緑色が対照区に比べて薄くなり、少し透明感がでてきた。
  4. 翌日見ると対照区は緑色に対し、FM区の水は透明になり、コップの底は茶色い沈殿物が少しある。
  5. 雨水は沼水に比べ介在微生物が皆無に近い為に、FMを入れただけではきれいにならない事を確認した。

FMは説明書の通りにH2Oに対し、電気化学的変化を短時間で起こさせ、その後、介在微生物あるいは人工添加した微生物がたんぱく質を分解し、その速度は3倍以上である。
たんぱくがアミノ酸に変化する事は、水においては透視度を向上させていると思われる。
有効な使用方法として、全ての水を関連とした環境保全に有効であるが、それぞれの分野に関し、全体をバイオリアクターと考える事がより効果的である。
FMは素晴らしい転写機能を発揮するだろう。

群馬県山田郡大間々町大字桐原1570-383
有限会社 星野商店

11.FMを豚糞堆肥に添加した効果について

(有)肉質研究牧場

添加方法

  1. FDSの生糞溜槽に毎日約15t~20tの豚糞を投入する。
  2. その後、FMの原液600ccを約20倍に希釈し、12㍑の希釈液を上から毎日添加する。1週間で効果が現れたので、その後はFMの原液300ccを20倍に希釈し、半分の6㍑の希釈液を同様の方法で毎日添加している。
  3. 次に、この生糞をスクリューでFDSの機械のバケットに搬送し、発酵堆肥槽に投入、攪拌する。

効果

  1. 臭気に関しては、1週間で効果が現れ、不快な刺激臭(アンモニアガス)が減少したのが顕著に感じられる。これは、FMの添加により、生糞が好気性の発酵をしていると考えられる。
  2. 毎日、大量の生糞を投入する為、又、FDSにおいて高温発酵を維持されている為、 堆肥量の減少や発酵の促進については判断が困難である。
  3. 今まで、他の発酵菌を使用した時には、発酵温度の低下(低温発酵)や水分量の増加(低温発酵による水分の気化の減少による)が見られたが、FMを添加した場合は、発酵は順調に高温を維持していると判断できる。


FDS
FMは硫化水素を除去できる事は証明されています。というのは、FMを添加した後、イオウやイオウ混合物が微生物によってすぐに食べ尽くされ、二度と空気中に放たれる事はなかったからです。これらの微生物はイオウ混合物を微生物の成長と増加に必要なシスチン・システイン・メチオニンに変えます。硫化水素は有機物が腐る前に発生しますが、FMを添加することによって廃棄物は好気性微生物の消化力によって硫化水素を減らします。